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エフオーアイ事件に学ぶ:売掛金が語る粉飾の兆候

エフオーアイの沿革 株式会社エフオーアイ(以下エフオーアイ)は1994年10月、プラズマ技術を応用した半導体製造装置の研究開発を目的に設立されました。 1996年に300mmシリコンウェハ用絶縁膜エッチング装置及び装置に搭載す...
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ニコハウス破産から学ぶ「前払金ビジネス」のリスク

前払金とは 前払金とは,商品やサービスを受け取る前に代金の一部または全額を支払うことをいいます。 実際に商品の引受やサービスの提供を受ける際に,顧客は商品代金の総額から,すでに支払った前払金を差し引いた差額分だけを支払えばよい...
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わずか1年で上場廃止:AI企業オルツの粉飾決算

株式会社オルツとは オルツはパーソナルAI(P.A.I.)の開発を目指す企業です。同社の有価証券報告書によると,パーソナルAIとは「個人の記憶の永遠化・意思の再現・個人の価値の最大・永遠化により自律社会の実現を加速させるパーソナル人...
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再成長を遂げるサンリオの軌跡と未来への挑戦

株式会社サンリオは6期連続減収減益という苦難の経営を続けておりました(2016年3月期から2021年3月期決算)。 その後、3期連続の増収増益に転じ、V字回復を成し遂げました。 2025年5月には、同社の株式がMSCIオルカン...
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ispaceが体現する株式会社の本質:大航海時代から月面開発へ

2025年6月6日、株式会社ispaceの月面着陸機が再び月に接近しましたが、2度目の月面着陸は失敗したと報じられました。ispaceとはどのような企業なのでしょうか。今回は、同社のビジネスモデルや資金調達の側面から、その実態に迫ります。...
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AOKIホールディングスの事業構造を読み解く:多角化経営の現在地

「スーツだけの会社」ではない—。AOKIホールディングスと聞いて、真っ先に思い浮かべるのはビジネススーツかもしれません。けれども、その実態は、快活CLUBやFiT24、結婚式場「アニヴェルセル」など、複数の事業で構成された多角化経営をして...
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木徳神糧の業績推移と将来予想:米価高騰で過去最高益へ

コメの価格が高騰する中で、テレビのニュースで業績の好調さを取り上げられた木徳神糧株式会社。同社の過去の業績と未来の業績を確認します。 結論 過去10年の売上高は概ね安定しているが、大きな成長は見られません。当期純利益率も1%...
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株式会社ポケモンの決算公告:業績好調の要因は現著作者のコントロールにあり

株式会社ポケモンの業績が好調です。同社の決算公告が2025年6月2日、官報にて掲載されました。同社がどのような事業を行っており、なぜ業績が好調なのかに迫ります。 結論 株式会社ポケモンは、ポケモンコンテンツのプロデュースに特...
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日本郵便の許認可取消で揺れる日本郵政:業績への影響は?

日本郵政株式会社(以下日本郵政)は日本郵便株式会社、株式会社ゆうちょ銀行、株式会社かんぽ生命を子会社に持つ純粋持株会社です。 完全子会社である日本郵便は2025年6月5日にトラックなど一般貨物自動車を使う郵便局で点呼の実施が不適切だ...
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住友不動産㈱:11期連続増配と高収益体質の事業

住友不動産株式会社(以下住友不動産)は安定した業績を出し続ける企業です。同社の事業を確認して、その理由に迫ります。 結論 住友不動産は、安定収益であるビル賃貸料を収益の要にしています。一等地に多くの自社ビルを保有しており、物...
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